SONY ワイヤレスイヤホンWF-1000XM5をレビュー|世界最強のノイキャンと超高音質のハイエンドイヤホン
どうもこんにちは、最近イヤホンで散財しているウエタニです。@uetani_blog
圧倒的な高音質と強力なノイズキャンセリングで人気な前機の発売から約2年ぶりとなる【SONY WF-1000XM5】が発売されました!
【WF-1000XM5】
- 発売日・・・2023年9月1日
- 価格・・・¥36,299(税込):Amazon参考価格、2023年11月調べ
- 全帯域でバランスのとれた世界最高のノイキャン性能
- 8.4mm新開発ドライバーにより高解像度でクセのない高音質
- 前作M4より25%小型化・軽量化され装着感がアップ
- SONY史上最高の通話品質
前作のM4よりさらに強力になった「ノイキャン」と「超高音質」で、順当進化のフラッグシップモデルと言える完成度です!
弱点だった装着感も小型になりだいぶ快適になりました!
結論から言ってWF-1000XM5は、装着感が合うなら音楽が楽しくなる最高なイヤホンです。
- 全てをかき消す超強力なノイズキャンセリング
- iPhoneでもハイレゾ並みの高音質が楽しめるDSEE Extreme機能
- サクサク動く完成されたタッチ操作
- 声がしっかり伝わるストレスフリーな通話品質
- マルチポイントやワイヤレス充電などトレンド機能は完璧
- ウレタン素材のイヤーピースは装着感の好みが別れる
- ハイエンドモデルなので価格は高い
間違いなく最高なイヤホンですが、装着感だけは好みが分かれそうです。
それでは、前作M4と比較しながら詳しくレビューしていきます!
外観・パッケージ
WF-1000XM5は、音質とノイキャンにこだわったSONYのフラッグシップの完全ワイヤレスイヤホンです。
パッケージ内容
パッケージは前作から引き続き、サスティナブルを意識した紙パッケージ仕様です。
- 本体
- イヤーチップ (4種類) (SS・S・L)※本体にはMサイズ装着
- USB-C & USB-A ケーブル
- 説明書
- 製品サポート案内
付属品は必要最低限のシンプルさがいいですね。
外観デザイン
それでは、WF-1000XM5の外観をぐるっと見ていきます。
充電ケース
充電ケースは少しざらつきがあるマットな素材で、かなり高級感があります。
中央の状態表示のLEDは、控えめながら発光してくれるので、視認性はかなり良好!
背面にはUSBタイプCの端子と、リセットやペアリングに使用するボタンがついています。
もちろん、ワイヤレス充電にも対応しています。
イヤホン本体
イヤホン本体は、前面のマットな部分と側面のつるつるの光沢感があるパーツが特徴的。
外観はかっこいいですが、つるつるの部分は少し滑りやすく指紋がつきやすいですね。
イヤーピース自体にゴミの侵入を防ぐメッシュがついており、本体側にはメッシュなど何もついていません。
社外製のイヤーピースを購入する時は注意が必要です。
イヤホンの取り出し方
WF-1000XM5はケースから取り出すときに滑りやすくて慣れないとちょっと出しにくいです。
ですが、一度横に倒して持ち上げれば簡単に取り出すことができました!
前作WF-1000XM4と外観の比較
前作M4からは25%小型・20%軽量化されており、見た目も重さもだいぶコンパクトになりましたね。
充電ケースもイヤホン本体も、一回り小さくなった印象。
- ・前作のWF-1000XM4
-
重さ:ケースのみ55g・本体のみ14g
- ・WF-1000XM5
-
重さ:ケースのみ49g・本体のみ12g
ここまででサイズ感・重さを比較して、25%の小型・20%の軽量化はだてじゃないことが分かりますね。
カラーバリエーション
カラバリは全2色展開で、今回ブログで紹介してるのはプラチナシルバーというカラーです。
他にブラックもあるので好みに合わせて選択してみてください。
スペック・比較
スペックは以下の表に、WF-1000XM4・LinkBuds Sとの比較も含めまとめました。
WF-1000XM5 | WF-1000XM4 | LinkBuds S | |
---|---|---|---|
SONY公式より引用 | SONY公式より引用 | SONY公式より引用 | |
・イヤホン本体重さ | 約5.9g×2 | 約7.3g×2 | 約4.8g×2 |
・ドライバーサイズ | 8.4㎜ | 6㎜ | 5㎜ |
・対応コーデック | ・SBC ・AAC ・LDAC ・LC3 | ・SBC ・AAC ・LDAC | ・SBC ・AAC ・LDAC ・LC3 |
・Bluetooth規格 | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.2 | Bluetooth5.2 |
・電池持続時間 (連続音声再生) | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大9時間 |
・電池持続時間 (連続通話) | 最大7時間 | 最大6時間 | 最大3.5時間 |
・充電方法 | USB-C/ワイヤレス | USB-C/ワイヤレス | USB-C |
WF-1000XM5 レビュー
それでは、WF-1000XM5を2か月間みっちりと使い込んだレビューをしていきます。
装着感|小型化され耳の収まりが良くなった
前作M4よりイヤホン本体が25%小型化されて、耳への収まりはかなり良くなったよ。
耳からの飛び出しも少なく、重さを感じないくらいに軽いです。
好みが分かれるイヤーピース
M4と同様、ウレタン製のイヤーピースを採用しています。
見てわかる通り、装着時の圧迫感を改善するために、かなり薄くなりました。
前作より薄くなりましたが、耳にぐりぐりと押し込んで装着するため、シリコンのように軽い装着感が好きな「ながら聞き」をしたい人にはおすすめできません。
ウレタン系のイヤーピースを採用することによって、高音質や密閉性は高まるけど、万人向けではなくなるのも微妙なところ。
音質|全域で気持ちのよい極上の音質
前作M4が低音の迫力ある音質だったのに対し、M5は中〜高音の解像度がさらに上がり、全体的にバランス型になった印象。
全音域がより解像感が増した感じのオールジャンルの味付けになり、前作M4から確実にパワーアップしています!
・LDAC対応のスマホ:ハイレゾ相当
・LDAC非対応のスマホ:アプリの「DSEE Extreme」をONでハイレゾ級に高音質
DSEE Extreme非常に優秀な機能なので常にONにしておくことをおすすめします。
アプリで高音質に変換できるのは、他社にはできない機能ですし、何よりiPhoneで聞いたときに高音質になるのがありがたいですね。
幅広いジャンルの音楽が楽しめる!特にロック系の音楽が心地よいです。
音の広がり(音場)は広いのですが、音がタイトに引き締まり残響音が少し物足りないとも感じましたね。
これも悪いということではなく、あくまでも好みの問題かなと思います。
- 低音:4.8点
- 中音:5.0点
- 高音:5.0点
はっきり言って音質に関しては満点に近いといってもいいと思います!
イコライザー調整もかなり効くので、完全に自分好みの音に仕上げることができるよ。
次世代コーデックのLC3にも対応してるので今後も楽しみだね。
ノイキャン|強力すぎて危険な場合も
WF-1000XM5のノイキャン性能は、世界最強をうたってる通りかなり強力!
前作のM4も相当強力でしたが、さらにそれを上回るノイキャンです。
ウレタンイヤーピースの素材特性上、そもそもの密閉感が強いことも要因の一つと言えます。
電車、飛行機、カフェなど、周りの雑音を全く気にせず音楽に集中できます。
これは1回体験したら病みつきになりますね!
特に低音域は怖いくらいガッツリかき消せます。
声などの高い音は多少残りますが、音楽をかければ周りの音は全く聞こえなくなります。
強力すぎるので、歩行や自転車では使わない方がいいです。
低速の車には全く気づかないので、外の移動中での使用は控えましょう。
外音取り込み|収音性は悪くない
WF-1000XM5の外音取り込みの収音性は良好で、外の音をしっかり拾ってくれます。
ただ、機械的にマイクで収音しているデジタル感が強く、聞いてて少し不自然で違和感があります。
また、収音のレベルはアプリで調整可能なので環境に合わせて変えられるのは良い!
正直これは、前作M4からあまり進化は感じませんでした。
自分の声が少しこもるのでちょっとストレスに感じるかな。
贅沢言えばハイエンド機らしく、もっと自然に仕上げてくれると嬉しかったかな。
通話|しっかり伝わる音声はかなり優秀
通話品質は相手の声がちょっとデジタル的に聞こえて不自然でした。
ですが、こちらの風などの環境音は完全に除去してくれ、双方の声がしっかりと相手に届きます。
これにより、ストレスなく会話が楽しめてかなり優秀だと感じました。
通話に関しては、M4より格段に進化していますね!
操作性|タッチ操作では完成系と言える
操作は前作M4から引き続き、イヤホンの側面をタッチする方式を採用しています。
タッチ感度がかなり良く、反応速度も速いので、これはタッチ操作の完成系と言えますね!
音量調整の操作が優秀で、4連続タップ後に連打することで音量が連続で調整できます。
でも、4連続タップからの連打ってめんどくさそうだな。
それが、タップの反応速度が速いので全くストレスがないんです!
L左側の操作
- 1タップ:ノイズキャンセリング/外音取り込み
- 2タップ:受話/終話
- 3タップ:割り当てなし
- 長タップ:クイックアテンション・着信拒否
- 4連続タップからの連打:音量を下げる
R右側の操作
- 1タップ:再生/一時停止
- 2タップ:次の曲・受話/終話
- 3タップ:音声アシスト・着信拒否
- 4連続タップからの連打:音量を上げる
アプリ内で操作の割り当てもカスタムできますが、デフォルトでも十分使いやすいです。
アプリ|多機能だが必要性を感じない項目も多い
WF-1000XM5のアプリは色々カスタムできて多機能ですが、項目が多くて少し使いづらいと感じました。
- ノイキャン→外音取り込み→OFFの切り替え
- 外音取り込み設定
- スピーク・トゥ・チャット
- イコライザー(音質設定)
- DSEE Extremeの切り替え
- マルチポイント設定
- 音声アシスト設定
- タッチ操作のカスタマイズ
- 最適なイヤーピースの判定
- ソフトとハードのアップデート
- 各サービスとの連携
サウンド設定
サウンドの項目では、外音コントロールや音質の設定ができます。
- 外音コントロール
-
ノイキャン、外音取り込み、OFFの切り替えと外音取り込みの設定ができます。
外音取り込みは取り込む量を調整でき、ボイスフォーカスをONにすると人の声にフォーカスを合わせた外音取り込みに設定することが可能です。 - スピーク・トゥ・チャット
-
この機能は自分がしゃべりだすと音楽の音量を小さくなり、お店で店員さんと会話する時に役立ちます。
反応の精度も高く、なかなか実用的ですね。 - イコライザー
-
好みの音質に調整することが可能です。
8種類のプリセットから選択するか、マニュアルで細かく調整することもできます。
マニュアルの下部にある「CLEARBASS」は低音を増幅してくれるので、低音好きに必須の機能ですね。 - Bluetooth接続品質・DSEE Extreme
-
Bluetoothは「音質優先」か「接続優先」を選べます。
電車の中や人込みで接続が不安定の時に、接続優先を選択すれば、音質は下がりますが途切れにくくなります。
DSEE Extremeは、高音質化の目玉機能なので常にONしておくことを推奨します。
システム設定
システムの項目では、マルチポイントや操作の変更などができます。
- 2台の機器と同時に接続(マルチポイント機能)
-
デバイス間の切り替えが非常にスムーズに行えて、デバイスを2台持ってる人にはとても便利な機能!
ただし、2台同時接続をするとコーデックが「LDAC→AAC」になってしまうので注意が必要です。 - タッチセンサーの機能を変更
-
タッチ操作の割り当てを変更することができます。
あくまでも「外音コントロール」「再生コントロール」「割り当てなし」を左右どちらに割り当てるかを決めるだけの設定なので、自由度の高い設定を期待してる人は注意してください。
- 最適なイヤーピースの判定
-
イヤーピースの最適な密閉状態を測定してくれます。
ノイキャン性能に大きくかかわってくるので、これは初めにやっておきましょう。
サービスの設定
ここでは各サービスとの連携ができるようになっていますが、正直聞いたことがないようなアプリが多いです。
現状ほとんど使わない項目といってもいいと思います。
WF-1000XM5のアプリは多機能な反面、各設定がどこから行うのか少しわかりずらく不便に感じる部分もありますね。
もう少しシンプルにアプリを一新してほしいね。。
WF-1000XM5 レビューまとめ
今回は、SONY WF-1000XM5をレビューしました。
高音質・超強力なノイキャンに加え、スキのない充実した機能で一度使えば手放せなくなるイヤホンです。
高音質と多機能性をもとめるハイエンドイヤホンの購入を検討している人に最高におすすめできます!
装着感で好みが分かれそうなので、もっと気軽に高音質を楽しみたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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